介護保険施設の種類と役割を解説します

介護保険施設とは【介護保険を利用した公的な施設】

入居される方は介護保険の1割又は2割(高所得者)を支払い、施設での生活を営みます。要支援1・2の方は入所することができません。

 

介護保険施設の種類と特徴
特別養護老人ホーム(以下、特養)

在宅や民間施設では生活するのが難しい方が対象の介護保険施設です。入所期間に制限はかからず、最期まで生活することができます。ただし、平成27年度より入所の条件が要介護3以上の方に変更されました。

 

特例で、認知症の症状が重く、問題行動が多々みられる方に関しては要介護1・2でも入所が可能となっております。ただし、高度な医療(24時間点滴、必要以上の医療依存度が高い等)が必要な方は入所が難しいです。

 

介護老人保健施設(以下、老健)

簡単に言えば、病院を退院して安定期に入り、在宅復帰ができるようリハビリを受ける方が対象の介護保険施設です。要介護1以上の方が対象になります。

 

入所期間に制限があり、原則3ヶ月となっておりますが、現状3ヶ月で回復し在宅復帰される方はわずかでしかありません。特別養護老人ホームへ申請し、待機場所となってしまっているのが現状です。

 

介護療養型医療施設(以下、療養病床)

重い認知症患者やほぼ寝たきりの状態で、病状は安定しているが、長期的な治療が必要な方が対象になります。おおまかに要介護度が高い方が対象です。医療的ニーズも高く、それなりの介護・看護が必要な方が多くなっています。

 

現状では、経官栄養(胃や鼻から高カロリーの栄養剤を流す)の方が多く、口からの食事もできない方がとても多い。ほぼ病院のような雰囲気です。以前、廃止の案が国が出していたのですが、現状他に受け皿がなく、現在も数は減ってきてはいるものの施設として認められています。

介護保険施設の現状とこれから

日本全国に介護保険施設は存在しますが、絶対数が限りなく足りておらず、特別養護老人ホームでは100人以上の待機者がいる所も多数あります。国としては、在宅での生活を主にしていくという考えから、施設をあまり増やさないとしている為、このような事態が起きています。

 

そこでようやく国が少しずつ増やさなければと考え、議論がされています。平成30年度に介護保険改正があるので、今後増えていくかもしれません。

介護保険施設とはどのような施設なのかまとめ

日本には介護保険施設と言われる施設が3種類存在します。それぞれに役割があり、要介護の方を介護してできる限りの生きがいのある生活を送って頂こうと介護士、看護師等の方々が日々活躍されています。

 

しかし施設自体の絶対数が足りていない為、待機者の方が多く存在しています。

 

自宅で介護する家族も自分たちの仕事や育児で大変な中、介護疲れや介護うつになってしまったりと、現状大変なことが起きています。超高齢化社会へ突入した現在において、我々にできる事を改めて感じさせられます。

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