介護施設とユニット|少人数介護のメリット・デメリットについて

介護施設とユニット

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの公的サービスを受けられる介護施設では、多床型や従来型個室、ユニット型個室などを設置しています。ここでは最近介護施設で増えている、ユニット型個室の特徴や利用料金、さらにはメリットやデメリットについても詳しく解説していきます。

少人数介護のメリット・デメリットについて

介護施設の居住空間は、多床室や個室が主流でした。しかし2002年に厚生労働省が基準を変更したことに伴い、ユニット型個室が増加しています。ユニットとは、10人以下の少人数の「生活単位」のことを表し、ユニットごとに生活を共にし介護を受けます。さらにユニットごとに介護職員を固定することで個別ケアが可能となり、その人の生活リズムや個性に合わせた支援を受ける事ができるようになりました。このケアの方法をユニットケアと言い、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などで採用されています。

 

ユニット型個室

10人以下で構成された1つのユニットごとに、台所、食堂、リビング、浴室、トイレなどのスペースを共有して使用します。この共有スペースの周りに個室が配置されているのがユニット型個室です。1人の居住スペースは壁などで仕切られており、プライベートスペースが確保されています。食事や入浴などの生活は1ユニットごとに行われます。

 

ユニット型準個室

ユニット型準個室は、完全個室ではなくパーテーションなどで仕切られたものとなります。パーテーションは動かせるものではなく、固定されている必要があります。ユニット型個室と同様、10人以下で1つのユニットを構成し、共有スペースを使用します。しかし完全な個室ではないため、音や光が漏れる可能性があります。

 

従来型個室や多床室との違い

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ユニット型個室と従来型個室の大きな違いは、ユニットを構成しないことです。従来型個室は、居住スペースは個室ですが、食堂やリビングは共同で使用します。共有スペースは、ユニットに比べて比較的大人数で利用するため、きめ細やかな支援や介護者の目が届きにくいと言えるでしょう。

 

多床室は、1つの部屋をカーテンやパーテーションなどで仕切り、2?4人で使用する部屋のことです。同じ部屋の方との交流が計られやすい一方で、プライバシーが守られにくいというデメリットがあります。

利用料金について

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに入所すると、介護サービス費、医療費、生活費などがかかります。生活費には食費や水道光熱費のほか、居住費が含まれています。居住費は使用する部屋の形態により料金が異なり、ユニット型個室は一般的に一番料金が高く設定されています。

ユニット型個室のメリットとデメリット

介護施設では多床室が減少し、ユニット型個室が増加しています。ユニット型個室のメリットとデメリットについて、くわしく見ていきましょう。

 

ユニットのメリット

ユニットの最大のメリットは、その人に合ったきめ細やかな介護サービスが提供されることにあります。ユニットは10人以下の少人数を対象として介護が行われるため、介護を要する人(入所者)に対して、介護職員が多く配置されています。また、個室であるため、プライバシーが守られやすいと言えます。

 

ユニットのデメリット

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設は、利用する部屋の形態によって料金が異なります。ユニット型個室は、従来型個室や多床室より料金が高く設定されています。そのため月々の負担が大きくなる可能性があります。

まとめ

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ユニットケアは、10人以下の少人数を1つのグループとしてケアするため、きめ細やかな介護サービスを受ける事ができます。介護施設に入所中でも個人が尊重され、その人らしく生活する事が可能となります。また、プライバシーが守られます。

 

ユニット型個室は、一般的に他の居住費より料金が高く設定されています。そのため金銭的な負担が大きくなる可能性があります。

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